●要求事項収集プロセス
プロジェクト目標を達成するために、ステークホルダーのニーズを定義・文書化するプロセス。
インプット | 技法 | アウトプット |
・プロジェクト憲章 ・ステークホルダー登録簿 |
・インタビュー ・フォーカス・グループ ・ファシリテーション型ワークショップ ・グループ発想技法 ・グループ意思決定技法 ・アンケートと調査 ・観察 ・プロトタイプ |
・要求事項文書 →WBS ・要求事項マネジメント計画書 →プロジェクトマネジメント計画書 ・要求事項トレーサビリティ・マトリックス →スコープ検証、スコープコントロール |
●ヒアリング技法
用語 | 説明 | 備考 |
インタビュー | ・ステークホルダーと直接会話して、必要な情報を見出す方法。 ・予定した質問と、話の展開に応じた質問を行い、回答を記録する。 ・公式、非公式、どちらの場合もある。 ・「一対一」の形式が多いが、質問者や回答者が複数の場合もある。 |
|
フォーカス・グループ | ・一定の条件を満たした参加者を集めて、期待や意見の聞き取り調査をすること。 ・司会役(モデレーター)が参加者同士の会話を促進させて、意見を引き出す。 |
|
ファシリテーション型ワークショップ | ・主要なステークホルダーを集めて、集中的に意見調整する ・要求事項を迅速に定義し、ステークホルダー間の際を迅速に調整する、基本的な技法。 ・適切なファシリテーションの元で、信頼構築、関係強化、コミュニケーション改善が図れる。 ・ステークホルダーの合意の可能性を高める。 ・迅速に問題が発見・解決される。 |
●グループ発想技法
用語 | 説明 | 備考 |
ブレーンストーミング | 自由で幅広い発想を得るための会議方法の一つ。 以下の4原則 ・批判厳禁(アイディアを批判してはいけない) ・自由奔放(自由で突飛なアイディアを歓迎する) ・質より量(とにかく沢山のアイディアを出す) ・結合改善(アイディアに便乗したり、アイディア同士をつなげたりする) |
|
ノミナル・グループ法 | ブレーンストーミングに投票プロセスを加え、結論を出す方法。 | |
デルファイ法 | ・質問・回答・フィードバックのプロセスを繰り返して合意形成する方法。 ・回答者は匿名とする。 ・匿名性なので、特定の人が結果に対して過度の影響を及ぼさない。 |
|
アイデア・マップ法 マインド・マップ法 |
アイデアを単一のマップにまとめて、理解の共通点や違いを明確化するための技法。 | |
親和図 | はっきとしない問題や漠然とした状況に対して、課題を整理して構造化する手法の一つ。 言葉の意味や親和性によってグルーピングして図に表すことで、問題の本質を明らかにする。 |
●グループ意思決定技法
用語 | 説明 | 備考 |
満場一致 | 全員が同意することを条件とする。 | Unanimity |
過半数の50% | 参加者の50%を超える支持によって決定する。 | Majority |
相対多数 | 過半数に達しなくても、最大票数の意見が選ばれる。 | Plurality |
独裁 | 一人の個人がグループの意思を決定する。 | Dictatorship |
0 件のコメント:
コメントを投稿